ほんこさま お菜づくり

最近私のいちばんの注目の行事で、”ほんこさま”と呼ばれるものがあります。

正式名称は「報恩講」。浄土真宗の開祖、親鸞聖人の命日11月28日の前後に、商人の徳をたたえ、阿弥陀如来の慈悲に感謝するものです。

かつてはお寺でのものと、家庭(何戸かのグループ)でのものとありましたが、現在はお寺でのもののみです。

基本は、「おとき」(お寺で出される食事)、「おつとめ」、「法話」がセットになっています。

その中でも、もっともきになる存在「おとき」(人の名前みたい)。

檀家の女たちがお菜(おかず)を作り、寺役の男たちが配膳をします。

お菜は、寺によって、時代によって違いますが、基本的に、檀家それぞれから集めた食材でつくります。

その料理には、昔からのやり方や道具が息づき、女性たちの料理の修業の場になっています。

その場にいると、料理だけでなく、地域地域の人付き合いの仕方や人柄がわかったり、なにやらかにやら、学ばせていただけて、とても楽しいです。「人」「人間関係」「郷土料理」といった、その地域の固有のもの、それらがいきいきと息づいているのを直に触れられるのが私の心をくすぐるのかも。

また、作業の合間の休憩で笑顔が素敵なおばさんたちとお近づきになれたり、自分たちで作った食材で料理することの健やかさを感じたり出来るのも魅力です。

どうにかしてこの魅力を伝えたいものです。

詳細を書こうと思うと、長々しくなるので、写真でえいやっ。ほんの一部ですが、下記のアドレスからご覧ください。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.608551855874817.1073741835.546456135417723&type=1

河合通信11月号 ほか

こんにちは。

寒いような、でも案外寒くないような、と思ったら山奥の私の家のあたりは雪ふっとるし!というような昨今です。

そういえば、11月11日の夜に初雪が降って、13日の朝は5cmくらい?積もっていて、ふかふか雪山ハイキングをしましたよ。

週末のむら歌舞伎大公演は大盛況でのうちに終了しました。

私自身の評価は、、70点くらいですかね。身体を動かしてみせる系は慣れませんわ。

でも身体をうごかしたり声出したりするのは楽しいです。

ほんといろんな人が関わって出来てるな、ってのが印象です。感謝感謝。

全然顔出せませんでしたが、里山の恵み市の方もにぎわったようです。

終わったら気が抜けたようで、昨日・一昨日と遊び呆けてたらのど風邪ひきました…

そんなこんなで、河合通信でましたー。

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和紙の季節 到来!!

こんにちは。

今日は晴れたり、雨が降りそうになったり、のお天気でした。

冷たい風の匂い、また空の光りの具合も、冬らしくなってきましたよ。

週間天気予報に雪だるまが登場したので、タイヤを変えなきゃですね!

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11月に入って、本格的な和紙作りの季節が始まりました。

もともと、冬の仕事だった和紙作り。

通年すいてみえる柏木さんも、冬しかすかない清水さんも、和紙の原料となる楮(コウゾ)の収穫・処理をされました。

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半年で背丈より伸びた楮をハサミでジャッキジャッキ刈って運びます。

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それをこんな風に束にして同じ長さに切りそろえ、

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おっきな釜で「うむし」ます。

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2時間半ほどうむして柔らかくなったところで、皮をはいでいきます。

清水さんのところでは、清水さんが加治屋さんで特注して作ってもらった器具を使います。

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束にして、、

こんな風に干します。

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皮をむいた後の楮ガラは、一年干して焚きつけにしたり、古川まつりの提灯の柄になったりしています。

何かに使いたい、という方は、わけてもらえるかも知れません。

以上、山中和紙の出来るまで その1 でした。さて、これからどうなるのか?次回をお楽しみに。

河合歌舞伎公演 迫る!

こんにちは。

昨日と今日は快晴で、木の葉を落としかけている山が、欲を捨てた老人のように清らかに見えます。

職場の裏で、小さな花が咲いていて、同じく花を見つけた2匹の蜂が採蜜していました。

これから霜が降りるっていう季節、植物も蜂もがんばってる。

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2日、3日は河合町文化祭があり、保育園からお年寄りまで、文化活動の発表会がありにぎわいましたが、

再来週、17日(日)には、河合歌舞伎保存会による年に一度の「むら芝居大公演」と、河合の秋の恵みを存分に味わえる「飛騨かわい里山の恵み市」(河合町地域振興協議会主催)が同時開催されます。

むら芝居の演目は、「絵本太功記 十段目『尼ヶ崎閑居の場』」。主君である織田信長(劇中では尾田春長)を討った明智光秀(武智十兵衛光秀)の家族に起こる悲劇の物語です。三味線、浄瑠璃に合わせて役者が渾身の演技を披露します。現在、私も含めてみんなで練習中で、昨日は会場となる公民館に舞台設置をしました。

村のプロや素人の大工さん達が集まって、花道や建物の設置。本物の大工の技術で組み立てていきます。

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やんややんや言いつつ、

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この出来栄え!

すごいなあ。こんなことをサクッとやっちゃえるところが田舎のご近所の底力というか、付け焼刃でできるもんではないよなあ、ってほんと感心します。

でもこんなん出来んわ、でなくて、出来る人になりたいですな、やっぱ。

着物や小物も使ってだんだんと本番らしくなって、一段と気合入れて練習頑張りますので見に来てください!!

一方、里山の恵み市は、里山・飛騨かわいの恵みと、恵みにあずかる人々の暮らしを「知って」、「見て」、「買って」、「笑顔の交流」をしていただける市です。里山の暮らし写真が並ぶ中、河合で採れた地野菜や山菜加工品、岩魚の塩焼き、エゴマだれたっぷりの五平餅、なめこ汁、・・・おいしいものありますよ~!普段は食べられない各家庭の漬物やお餅の企画も・・・?また、ちびっこ向けに木工教室、元村議会室を改修した立派なシアターでは影絵劇のDVD上映も予定しています。

会場は河合町公民館、時間は10:00~16:00(むら芝居は14:00~16:00)です。入場は無料ですが、むら芝居観覧には入場整理券が必要ですが、もう残りわずか。歌舞伎弁当も予約販売(1000円)いたします。詳しくは、河合振興事務所(℡0577-65-2221)までお問い合わせください。

チラシPDFはこちら

http://www.hida-kankou.jp/db_img/wn_img/193/p193.pdf