こんにちは、日頃のことももっとたくさん更新したいのだけど、なかなかどうして家のこともままならないかわべです。すがすがしい部屋で泥のように眠りたい!
さてさて、この間の日曜日、
「山中和紙ワークショップ プレイベント」が開催されました!
企画者のカメちゃんこと吉眞さんは、河合に移り住んで早10年の大先輩。
「自然との共生を目指し飛騨の山暮らしを楽しむファミリー」なのです。
河合で生産される「山中和紙」は、雪ざらしという独特の手法で漂白をします。
漂白の際に薬品を使ったものより丈夫なのと、使うほどに白くなるのだそうです。
そして、山中和紙は原料の楮とトロロアオイは河合で作られているという、純河合産。
そんな山中和紙、昔は多くの家で作っておられましたが、今や2軒が残るのみ。
2軒とも高齢化しており、後継者は…微妙なところ。
魅力あふれる山中和紙、河合を知ってもらいたい、また少しでも次へとつながる力になれば、ということで、ワークショップを行ってみえます。
当日は、遠方は鏡原市や長野県茅野町から10名ほどの方が集まり、午前中は楮を「すぐる」(選りすぐるのすぐる?)作業、午後は紙すきと和紙をつかった絵手紙制作を体験しました。
夏になるとオクラのような花を咲かせるトロロアオイの赤ちゃん。根を煮だした汁がつなぎの役割を果たします。
楮畑と生産者の清水さん。集落の奥の山にこんな開けた風景があるなんて!
脱水をかける生産者・柏木さん。ハイテク~。
写真には写っていませんが、みんな和気あいあいとお話しながらすぐったり、絵手紙を描いてそれぞれに感心したり、楽しい時間を過ごすことができました。
個人的には、清水さんにお会いする機会を得たり、河合や伝統技術、手仕事に興味がある方々とつながることができて、うれしかったです^^
和紙のワークショップは、今年あと4回開催されます。ご興味があれば、下のフライヤーをご覧になって、ぜひ問い合わせてみてください。
また、「いなか工芸館」(ローズガーデン向かい)では、紙すき体験が500円でできます(要予約)。
ただ紙をすくだけではなく、原料のことや河合での紙すきの歴史など、なんとも味のあるかわいいおばあちゃんが、なんでも丁寧に教えてくださるので、河合にお越しの際は、ぜひ寄ってみてほしいスポットです!